職人はブラックバイト?(前編)

  • 2017.05.23 Tuesday
  • 21:07

JUGEMテーマ:ファッション

 

先日あるニュースに目を奪われました。

 

「半年給与なし。仕事保証なし」  京都・西陣織職人の「弟子募集」はブラックと言えるのか 出典:https://www.j-cast.com/2017/03/18293227.html?p=all

 

帯の最高峰といっても過言ではない、京都の西陣織。その機織りさんの求人、お仕事を覚える間の半年間は給料が出ないうえ、その後の将来が約束されていません。

 

これは京都に限ったことではなく、どの着物の職人の世界でも将来を約束できない状態です。呉服屋の両親に「着物屋ではなくサラリーマンになること」といって私たち兄弟も育てられました。呉服屋さんでは安定的な収入が保証なく、子供たちには苦労させたくないという思いからだったのでしょう。

 

IMG_0191.Conflict.JPG

こちらはまだご健在で、皇室の皆様の御用達の綴れ織りの河村織物さん

以前購入とお勉強によらせてもらったときのお写真

 

 

 

本当にどれだけの西陣織の工房が閉まったか、、、

大好きな夏の紗の綴れを作ってくれた西陣のご姉弟の工房(家内制手工業みたいな小さな小さなところ)。着物が大好きだからこそ続けらるとお話し知られたけど、数年前に閉じられました。

(帯は母のところに置いてあるので、後日写真をアップします)

 

私の夫はドイツ人ですが、ドイツではご存知の方も多いと思いすが、マイスター制度がしっかりしており、職人になる=将来が保証されています。

 

中学生の頃には大学に行くか、職人に行くかを決めなければならず、夫はギムナジウム(大学に行くための高校)行けないかもしれないという状況になり慌てたそうです。 彼は東ドイツ出身で、成績が良かったにもかかわらず母が大学に行けなかったこと(祖父が大学に進学したら、その子供は行けなかった)を恨みに思っていて、どうしても大学で工学を学びたかったのだとか。

 

ドイツの制度 ウィキペディアによると、

^^^^^^^^

初等教育を通常10歳で修了後、次の進路は以下に分かれる。

  1. ギムナジウム - グレード12-13にてアビトゥーアを受験する、あるいはグレード10-12にて職業上級学校*(Fachoberschule)への編入試験を受ける
  2. 実科学校 - グレード10にて卒業する
  3. 基幹学校 - グレード9で卒業する
  4. 総合学校 (Gesamtschule, 一貫校)

 

ドイツにおいては伝統的に職人徒弟制度に由来する即戦力的な職業教育と、大学教育に代表される高等教育が明確に教育課程として分離されている。

 

ドイツにおいてマイスター資格はファッハシューレ*職業上級学校(Fachschulen, 5Bレベル)修了者に付与される資格であり、入学には1年以上の実務経験が必要である(デュアルシステム[1][2]。修了年数はフルタイムで2年間、パートタイムで3-4年間である[1]

ドイツには約170のマイスター資格が存在する[3]

ドイツの職人は多くの場合、まずは徒弟(見習い工)として就職しながら職業学校に通い、若しくは1年間のワルツ(Walz、放浪修行)で専門知識や技術を習得し、次段階の熟練工の試験を受け、熟練工になった後もファッハシューレにて3 - 5年間技術の研修を積んでマイスター試験を受ける[4]

ドイツの手工業マイスター、工業マイスター、家事マイスター認定は欧州資格フレームワーク(EQF)にてレベル6、ドイツ資格フレームワークドイツ語版)(DQR)においてレベル6であり、これは学士レベルと同等とされる。

^^^^^^^^

 

つまり職人の道をとっても、認定後には学士レベル(大学卒)との扱いになり、学歴も遜色なく、またサラリーも保証されている。

 

私の意見としては、半年の無給は勉強の期間として、その後は収入とステイタスを若い職人さんたちには与えてほしい。

 

職人になれば、一定の技術で、学士レベルの学位を上げるというのは、日本でも可能ではないだろうか?

 

大学時代、学生はお金を日本では払って勉強するだし。。。

 

(うまくまとめられなくてごめんなさい。 後編ではもっと練ってお話ししたいです)

IMG_0197.Conflict.JPGIMG_0199.Conflict.JPG

 

同じく河村織物さんの工場と作品

IMG_0200.Conflict.JPGIMG_0211.Conflict.JPG

 

着物の衣替え 疑問解決!

  • 2017.05.21 Sunday
  • 17:22

JUGEMテーマ:ファッション

 

5月といえども、今日は30度近く。

 

気候変動なのでしょうか、紅葉も遅くなったし、5月、10月でも汗ばむ暑さ。

 

しかし!着物の季節感では、まだ5月は「袷(合わせ)」とよばれる裏のついた着物の季節。

 

昨日も近くの神社では、袷の訪問着の参列者が汗を拭われ、一方で洋装の方々は、ノースリーブのドレスで涼しそう。

 

洋装では自分の感覚で衣類を決められるのに、着物ではそうはいかない!

 

見た目にはわかりにくいのですが、私(黄色の着物)は単衣。他の方は袷です。

 

 

 

お店を手伝うようになって私の最初の疑問はこの「衣替え」について。

 

昨今では本も雑誌も、5月でも暑いときは裏のない着物「単衣(ひとえ)」と書いてあるものの。

 

10年前は「袷の時期は10〜5月」と明記されていました。

 

母や、お得意先の芸者さん、お茶の先生など着物を職業に使われている方は

「そうはいっても、暑苦しいから、単衣でいいのよ」と言ってくれるもの、

何か釈然としない気が。。。

 

 

そして、ついに納得のできる答えをくださったのが、

 

着物評論家の市田ひろみ先生!

 

京都で「きもの学」という1か月もかかる講座をわがまま言って受講していた時にお話ししてくださった言葉

 

「衣替えを一斉に行うのは、暑いね・寒いねと周りとの共感を味わうもの」

 

(言葉は違っていると思いますが、意図はこのようなことでした)

 

特に舞妓・芸妓さんはこの共感から生み出す連帯感が大切だとか。

 

 

しかし!以前5月に京都でお座敷遊びに参加させてもらったとき、

芸者さん、舞妓さんの単衣と袷が混在しておりました。

置き屋さんが違ったからでしょうか?それとも何か他の理由があったのかな?

 

またも私の疑問は終わらない!!

桜の恵 〜自然の恩恵を感じて〜

  • 2017.05.12 Friday
  • 18:14

JUGEMテーマ:日記・一般

 

ブログ再開の決意を誓っておきながら、

またも長くお休みしてしまい、本当に恥ずかしく、お詫び申し上げます。

 

懲りずにそれでも読んでいただけたら嬉しいです!

 

言い訳ですが、3月から4月、桜の開花に合わせ、弊店は超繁忙期を迎えます。

 

外国のお客様、桜を一度見たいと、そして桜と着物は本当にマッチするので、この機会にお召しになりたいと。

有難いことに、この時期に私がお休みをしたのは、覚えているだけでたった1日。

 

雨が強かったので、熱海の温泉で日帰りでのんびりしていたら、

今度は購入希望のお客様からお電話が・・・(別の日に来てもらいました)

 

全く宣伝もしないのに、本当にこの時期にはたくさんのお客さんが来てくださいます。

桜、自然の恩恵だな〜と。改めて日本の四季と自然に感謝です。

 

弊店だけではなく、通訳ガイドの友人曰く、新人でも毎日仕事がある時期だそうなので、

大威張りできないんですがね(´・ω・`)

 

その反動で、GWはたっぷりお休みをいただき、

毎年海外でしたが、今年は日本10日間!

 

そしてまたも自然の恵みに感謝。

綺麗な海、新緑、初夏の花、海の幸、そして温泉!!

日本すごい! そしてマルティン(夫)1000KMドライブありがとう〜

私の20年弱のジムニーもよく頑張りました(^◇^)

 

リフレッシュできたので、またブログを更新しますので、

どうかお見限りなく!

 

最後に美しい桜と着物姿のお客様の一部を・・・

きれいですよね〜

 

皆さんはどんなGW?桜の時期をお過ごしでしたでしょうか?

 

 

 

カメラマンさんはいると写真ますます綺麗!アップグレードの手書きの訪問着で。

 

こちらは浴衣プラン (レンタルではなく、お持ち帰りいただけます)あとはレンタルと同じサービス

 

 

 

振袖プランのお客様 行く先々で美しいと感嘆の声を日本人、海外の方から頂き、私も鼻高々!


珍しく購入のお客様も撮影したので。たくさんいるのですが、お召しになったら写真送ってね!と言っても来ない。。着てないのだろうか!?それは私のポリシーに反するので、ぜひ皆さんに着てほしいです!着ても着なくても着物は傷むので、着てください!すべてあなたたちは必要なものを持っています!!

 

最後に私も!みなさんのおかげで、毎日お花見させてもらっています。来年もたくさんのお花見ができるよう、チーム一同お待ち申し上げております!

 

他の写真もご覧になりたいと思ってくださったらぜひ弊店Facebookまで

日本語の着物レンタルサイト(外国人モデルさんで)ができました

  • 2017.03.23 Thursday
  • 14:24

JUGEMテーマ:日記・一般

 

まだ未完成のものをお見せするのは本当にお見苦しく、またサイトを作ってくれた10年来の友人にも申し訳ないのなのですが。

 

私が桜シーズン突入で、すべてのパワーをレンタル実務に使って、

なかなかサイトを完成させることができませんでした。

 

ひとまずでもこちらに公表させていただき、

何か不足しているもの、改善点などあればぜひぜひご意見を!

よかったらどうぞ見てやってください!

 

日本語サイト:http://kimono-sakaeya.com/rental/

 

 

しかも、おそらく世界初!

ほぼモデルさんが外国人の方です。ときめきときめきときめき

 

今回のサイト製作にあたり、

たくさんのお客様のお写真を改めて拝見して、

楽しいお時間とお代までいただいているのに、

感謝のお言葉を沢山いただいているなーと思い出しました。

 

私は本当に果報者です!

 

日本の皆様との新たな出会いを楽しみに、サイト完成まで頑張ります!

 

もう少しお時間をくださいませ。

きものの歴史は、簡略化の歴史by「主婦の友」

  • 2017.02.14 Tuesday
  • 22:45

JUGEMテーマ:アート・デザイン

 

創刊100年を記念した「主婦の友」(創刊大正6年 休刊平成22年)の「きもの宝典」(2016年10月発行)

 

同誌では着物の変遷を当時の一流随筆家、女優、着物作家などの視点、そして社会情勢を交えて紹介している。

 

「そうそう!」とうなずいてみたり、 「きれいな奥様とおきもの!」とよだれを流さんばかりに眺めたり、私のようなものには時間を忘れさせてくれる一冊である。

 

その一説に「まさに!」という一説がある。

 

『きものの歴史は、簡略化の歴史』

 

 

その通りなのだ。ただそれには一つ条件が付いていた(過去形)


”本来の姿を変えない”で、いかに簡略できるか。

 

 

 

 

 

 

DSC_0497.JPG

 

 

写真左:上から半幅帯(ポリエステル)、細帯(絹)、袋帯(絹)、丸帯(絹)

弊店では細帯をご要望によりは使うが、ポリエステルの半幅帯は浴衣以外には使わない。

 

例えば大正時代くらいまで、帯は丸帯という両面に模様が施された大変長い帯を使っていた。

豪華で美しいのは間違いないが、着る人にとってはとても重くて、窮屈だ。

 

それを2重巻の下になる見えない一巻きと裏側を模様をなくした袋帯が出来た。模様がないので糸が少なくなるのでずっと軽量化した。

 

 

 

DSC_0500.JPG左:名古屋帯

 

その後名古屋帯という、2重ではなく、1重しかお太鼓の部分が上がらないうえ、すでに正面の部分は縫い合わされてさらに略化された帯ができた。

 

私もこの名古屋帯を使うが、軽くて、動きやすい。袋帯は結婚式の出席など動きが少ない時はまだいいが、仕事では名古屋帯を使っている。どちらも一見して形が変わらない、お太鼓という四角い形に仕上がる。

 

 

 

 

 

写真右:女性右細帯の変り蝶結び 女性左は袋帯で2重太鼓 茶道の女性は名古屋帯

 

 

なので今のレンタルショップが当たり前のように使う半幅帯など、まったく違う形ができるものは、簡略というよりも「手抜き」に思えてしまう。でも、残念ながら今はその「手抜き」が当たり前のなっている。

 

伝統の形を変えていってしまうのは、伝統を保ってきてくれた前の時代の方にも、これからそれが伝統と思う後世にも申し訳ない。

 

「効率化」が進んだ国は果たして本当の先進国なのだろうか?とふと考えてしまうこともある。

 

真の先進国の進む方向は「善」や「美」であって、「効率化」であって欲しくない、本来の日本はそうであったのではないだろうか?またそれが日本の強さだったのではないか。

 

 

 

左:某社の袴レンタルの着物のコレクション半分に切られたうえ、素材はポリエステル

 

最近着物ブームで卒業式でも袴を着るようになった。

その袴レンタルでは、当たり前ののように着物が半分に切られている。

 

物が少なかった時代、袴のためだけの着物(半分に切った)着物を作るという考えはなかった。

袴をはくのは、足さばきがよく、大股で歩け、学校での往復や作業に支障がなかったため。

 

第一、レンタルのあの大きな柄の着物は、授業に集中できず学業に差しさわりがある。

もともとは袴には矢羽や色無地などシンプルな模様の着物を袴に合わせていたのだ

 

 

 

写真右:左下の写真は弊店の着物と袴、右を見ると分かるように普通の着物。 真ん中の着物は左上の着物とみると分かるように半分に切ってある。素材はポリエステル

 

 

 

他にもポリエステルの着物にも、一言ある。

 

日本の土台をつくった繊維業、今でも大企業としてのこっている会社たちはいかにシルクに近い化繊を作るかを躍起だった。それが研究開発力の原動力だった。

 

東レのシルックという人工絹は、昔は重かったが、今は軽くて、生地も柔らかく、

和裁士さんが「これは自然繊維と同じに針が入る」と言ってくれる。

 

光沢もかなり絹にちかい。

それがまったくそんな努力も何もないただのポリエステルの着物が今はそこらにあふれている。そして値段がそんなにも安くない(絹との原価を対比して考え欲しい)。

果たしてこの先人たちの努力を一顧だにしない物を許せるのだろうか。

 

 

着物業界、いや今の日本全体の企業に言えのは、「倫理観」の問題。

 

特に日本を代表する伝統文化についてはもっともっと倫理観をもったモノづくり、販売が必要なのではないか。

 

着物がここまでなってしまったからには、監督官庁は「経済産業省」を離れ、「文化庁」が適しているのではないか。

 

現に文化庁が発行する「人間国宝」の着物のほうが

経済産業省が発行する「伝統産業」マークの付いた着物よりもずっと値段が安定している。

 

たくさん売れても、他国産であったら、全く伝統を無視したものだったら・・・そしてもう買い手がその違いを理解できなかったら、どうやって伝統を守っていけばいいのだろう。

 

伝統を「教育」する、それは誰の役目?家庭では無理なら、行政では?だって結局は行政が一番最終的に利益を得るのだ。

 

もっと次回はこの点をフォーカスして、またも拙い文章をひねり出していきたい・・・

 

最後まで分かりずらい文章を読んでくださった方、本当に感謝します。

 

JUGEMテーマ:ファッション

着物がラーメン同様、必須の日本観光に

  • 2017.02.02 Thursday
  • 18:27

思いかえすと、約10年前、私は着物の世界に入りました。

 

ノルウェー留学後、実家の呉服店を手伝うと(それまではずーっとサラリーマンでした。詳しくはこちら)、

母に「あんたの給料はないから、自分で仕事を探しなさい」と。

 

実家のお店を継いだのは、留学中に着物でものすごくもてはやされて、(人生初の経験!)

 

 

「こんなすごい伝統文化を絶やしちゃいけない!」外国の方に着物をPRしよう、

 

そうすることで日本人の方に、着物について再認識してもらえるだろうと。

(そのころは今のようなブームの少し前でした)

 

海外の方が気軽に着物が体験できるお店がまだ東京にはほとんどなく、

 

実家の家業がある埼玉の大宮でスタートさせると、

わざわざ東京から電車に乗って海外のお客さんが来てくれるようになりました。

 

本当に初期のレンタルのお客様 実家のお店で

写真をこのころはお客様のカメラで撮影していたので、

写真があまり残ってなく本当に残念。

でも今でもFacebookでお客さんとはつながっていて、

その国に遊びに行くと歓迎してもらって、有難いことです。

 

そのうちに英語版のメディア、日本のメディアに有難いことに多く取材をいただき、

 

海外の方、日本の方(その中には多くの友人も含まれます。この場を借りて改めて御礼申し上げます。)

が弊店のレンタルや販売をたくさんご利用いただきました。

 

そして私もある一定までお給料がもらえるように。(入店時はたった4万円のお給与!)

 

当時はまだ外国の方にとって着物体験が遠い存在のようでした。

欧米の友人は「アジア人は似合うだろうけど、私が着物を着てるなんて想像できない」と言ったのを鮮明に覚えています。

 

なので、あの当時は

「いろいろなお店がもっとレンタルをスタートさせて、

日本に来たら必ずラーメンを食べる!と、同じくらい着物体験が必須になったらいいな」と思っていました。

 

そうすればもっと着物を作る職人さん、メーカーも商売が楽になるだろうなと。

 

でも、今見渡すと海外向けのレンタルショップは中国産のポリエステルの着物と帯。

さらに残念なことにそちらに日本人大挙して行くようになっています。

 

結婚して、のんびりしていたからだ!うっかり闘争心を夫に向けて(かわいそうなマルティン)、

仕事にはどこか緩かった私、、、今からでも遅くない、もう一度小さいながら発信しよう!と。

 

本当に拙き筆で、こんなこと書くのは恥ずかしいけど、

「リスクを取らないのが最初のリスク」そう思って今は書いています。

 

最後に改めて誤解のないようにお伝えします。

 

ご自身で着物を購入し、ご自身の選択で、ポリエステルと半幅帯にされるのはそれは自由意志です。

 

それについては、私は何も反対しません。

 

私のアイドル「白州正子」さんは、よく半幅帯を利用されていました。

でもパーティなど公の場には、やはり織の袋帯をお使いになり、

それを愛用の紬の上に着られていたようです。

 

通常は紬はフォーマルには着ないと言われていますが、

あれだけの審美眼を持つ白州正子さん、自分に似合う着物を知り尽くしていて、

その中でもっともフォーマルになるように紬+織の袋帯をされたのだと思います。

 

そんな自由意志、そしてそれを周りも納得して今うくらい、

着物を着こなせるようになること、それは私の目標でもあります。

 

そしてそれこそが本当の着物の自由と言えるでしょう。

 

 

JUGEMテーマ:アート・デザイン

ポリエステルの着物と半幅帯が亜流から本流へ!?

  • 2017.01.29 Sunday
  • 20:29

Facebook にコメント下さり、ありがとうございます!

 

”ポリエステルの着物に半幅帯”

 

「なし!」とお返事いただけて嬉しいです。

 

もちろん、私も「ノー」です。

 

理由は、呉服屋さんの家に生まれ、いかに職人さんたちが

 

苦心して美しい着物を作り出そうか、締めやすい帯を作ろうかを見ていたから。

京都西陣の綴れ織りのはた元 結びやすさを出すために、石を重しにして、あえて不均一の織り方をする

 

仕事を追求したあまり、生活困窮する人だっていたし。

(ポリエステルで作ればずっと安いけど、絹は高価なので非常にリスクのいる仕事です)

 

実際ポリエステルの着物を着て、あまりにも重くて、静電気が出て、裾さばきが悪いし、光沢がなかったので。

 

伝統という側面でもそう、もう廃れてしまいましたが、日本の近代化には絹が立役者といえるほどでした。

 

(私はまだ行けてないのですが、富岡製紙工場など良い例)

 

お蚕さん(絹を生み出す蛾)のお話し、私くらいの年だとおばあ様から聞いたとことあったと思います。

 

今でも皇后陛下の内なる大きなお仕事は「養蚕」です。

 

繭から生糸にして、それが着物へが当然でしたし、絹という光沢と滑らかな素材(なおかつ、たんぱく質を含む)であったからこそ、着物や帯が精緻な装飾が生まれたのです(これについてはまた後日)。

 

 

でも東レのシルックなど、絹を目指してつくられた化繊は素晴らしいと思います。この洗える着物(ポリエステルの着物をすべてそう呼ばないでほしい)、日本の優秀な化学繊維への称賛は私は惜しみません。

 

以前は重さが問題でしたが、最近お客様のご要望でおつくりした時、その重さも克服されていて、驚きました

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(静電気のない化繊、東レのシルックをお仕立てしてくださったアメリカの茶人。弊店も絹に近い化繊の着物はお貸出ししています)

 

 

 

では着物に「半幅帯」については了承するのかというと、それも呉服屋という側面からは「ノー」

 

主婦の友1935年の着物特集 みんなお太鼓
「主婦の友」1935年 もちろんお太鼓姿

 

販売してお客様が自身の選択でそうするのは勝手でしょうが、

 

呉服屋さんは販売でもレンタルでも、プロであれば正しいものをお客様に伝える義務を負うと思っています。

 

でも半幅帯を全面否定していません。

 

10代の女の子にはお太鼓は渋すぎるし、体が華奢なのでお太鼓は向きません。

 

また初代のように移動、お稽古事、割烹着の下、夕食お買い物(日本橋三越行くとデパ地下にご年配の方が着物で着てます!)

など。

 

何か「人様に面と向かってお会いしない」本番以外の時に向いています。

(木曽路HPより 産地を詐称しても、着物の形は詐称しません!)

 

あたかも「半幅帯」が本流であるかのように、着付けをレンタルショップでされるのには違和感を感じてしまうのは、そういった理由からです。

 

 

そしてさらにもっと私がゲス!(失礼)と思うのは、

 

 

半幅帯に帯締めをすることです。

 

「用の美」という美学と正反対、不必要なのに装飾だけで使われているので。

(証拠 名古屋帯。 半幅帯は浴衣の着付けにつかうのでこちらをご覧ください)

 

某ポリエステル着物+半幅帯レンタルショップのサイトより。帯締めを使うことを自慢しています。

 

(注:名古屋帯・袋帯では、帯締めがなければ着つけられませんが、半幅帯は無くて着つけられます

 同じ形に思える方もいるかもしれませんが、振袖には袋帯を使いますので、帯締めが必要になります)

 

お太鼓結びらしく見せたいので帯締めを付けているのでしょうが、日本の美学に反するなーと思えてなりません。

 

最後にともにもかくにも、

着物の産地である東京、京都、金沢で着物レンタルと言えば

 

”ポリエステルの着物と半幅帯”

 

で、それがだんだんとに多くなってきて、日本人の若い方はきっとそれが着物なんだという教育されているのをみて、

 

こうしちゃおれない!

 

せめて私のお店ある東京だけでも

 

「絹の着物にお太鼓姿」というのが主流なんだ!という潮流を作りたいと願って、

 

まずは拙き文章で恥さらしなのですが、なんとかかんとかブログを再開させてもらった次第です。

 

 

(金沢兼六園で、着物をレンタルされていると思わる日本人女性 ポリエステルの着物+名古屋帯)

ご無沙汰をお許しください

  • 2017.01.22 Sunday
  • 18:19

JUGEMテーマ:アート・デザイン

本当は新しいブログ「裸体と着物」

着物業界について私の視点で深く書くつもりで、

この「二代目日記」を終了したのですが、

出戻りました!

 

着物業界を批判できるほど、まだ着物に貢献できていないし、

それにすでに瀕死の業界。

 

倒産している人、個人破産している人、自転車操業の人、

バイトしてお店やっている人、周りにいっぱい(*'▽')

こんな未熟な私が書いた文章でも、歯車が狂ってしまい、

ますます難しい状況に追い込むのは不本意だと思い、

そういったことよりは、

 

もっと皆様の着物に対するご意見を伺いたいなっ!て、

それに自身の人生が進展したのでそのご報告もかねて(結婚や、原宿店開店などなど)

「二代目日記」に戻らせてもらいました!

 

でも本心は、

文を書くことが大学に一度戻ったせいか、とても恥ずかしく思えたのです。

だから緊張しておりますので、どうかどうかお手柔らかにお願いします!

 

さておき、書きたいことがずーっとあったので、

それを今日はある出会いを切っ掛けに書いてみようと思います。

 

議題は

「ポリエステルの着物に、ポリエステルの半場帯はありなのだろうか?」

 

ポリエステルの着物と半幅帯

皆さん、どう思いますか?

今、日本中の旅行客向けのレンタルショップ、(確認済み 東京・京都・鎌倉・金沢)

99%ポリエステルに半幅檻、

ひどいと、襦袢の衿だけ。

 

絹の着物にお太鼓

弊店のお客様 絹の着物に名古屋帯

帯締めも帯揚げも全部絹!

 

 

それは皆さんどう思ってらっしゃるのだろう?

 

と、今日打ち合わせをした方が

浅草のレンタルショップのお客さんの多さについて教えてくれたので、

皆さんのご意見を伺いたくなりました

 

初代の半幅 着物も帯も絹

初代は半幅帯をするのは、乗り物の移動でももたれかかれるから。

名古屋だと枕が邪魔なので、移動だけは半幅。

 

でも初代が怒るから念のため言っておきますが

「着物、帯、襦袢、すべて絹!」です

 

 

さあ、ポリエステルの着物にポリエステルの半幅帯

ありでしょうか? なしでしょうか?

 

 

二代目日記終了のお知らせ

  • 2010.03.09 Tuesday
  • 22:27
これまで長い間、私の

稚拙な文章をご覧頂き、

本当にどうもありがとうございました。


今回のブログ更新を持ちまして、

この二代目日記は無期限のお休みに入らせていただきます。

こうやって見ていただいているにもかかわらず、

わがままを申しまして、誠に申し訳ありません。

何卒ご容赦いただければと存じます。


2006年の2月から4年間、

コメントを頂戴するたびに、

驚きと嬉しさと、そしてご縁の不思議さを感じ、

なんとかも続けることができました。


いつものごとく、聖書の言葉ですが

「初めに言葉があった」

という、西欧哲学が

私の中で大きく支配していることに気づかされました経験でもあります。




今後は、全く切り口を変えて、「新!二代目日記」(仮題)を更新してまいります。



こちらのブログは、私が早稲田の教授たちにしごかれ、

自分を因数分解し、最後に残った私の視点がどう社会を見ているか、

というか・・・


マニアックなブログとなります。


引き続きどうかご覧下さいと、お願いしていいものやら・・・

期待はずれかもしれません。



新しいブログは簡単に言うと

「西洋」と「東洋(日本)」の止揚実験 =(「着物で国際交流」)

を私の視点で読み解くことです。


違う意見をもたれる方も多いと思うので、

どうかご無理のない程度で、引き続きご愛顧いただければ幸いです。



本当に皆様今までありがとうございました。


そしてまたご縁を頂戴できれば、とてもとても光栄です。


二代目日記終了のお知らせ

  • 2010.03.09 Tuesday
  • 22:17
これまで長い間、私事の

稚拙な文章をご覧頂いていた皆様に、

厚く御礼申し上げます。

どうもありがとうございました。


今回のブログ更新を持ちまして、

この二代目日記は無期限のお休みに入らせていただきます。

勝手なお願いですが、何卒ご容赦いただければと存じます。


2006年の2月から4年間、

コメントを頂戴するたびに、

驚きと嬉しさと、そしてご縁の不思議さを感じ、

なんとかも続けることができました。


いつものごとく、聖書の言葉ですが

「初めに言葉があった」

という、西欧哲学が私の中で大きく支配していることに気づかされました。




今後は、全く切り口を変えて、「新!二代目日記」を更新してまいります。



こちらのブログは、私が早稲田の教授たちにしごかれ、

自分を因数分解して、

そこから得た自分のもつ思考能力の塊です。



少しマニアックなブログとなるので、

引き続きどうかご覧下さいと、お願いしていいものやら・・・


少々期待はずれかもしれません。




「西欧哲学」と「東洋(日本)哲学」が

互いを見直す

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さかえ屋呉服店

私のお店です Kimono Shop Sakaeya 東京店 http://kimono-sakaeya.com/Tokyo/

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