消えゆく絞り技法  "くくり”工程は中国やカンボジアへ

  • 2017.07.10 Monday
  • 17:54

JUGEMテーマ:ファッション

 

梅雨明け前というのに、毎日暑いですね。

お変わりないでしょうか?

 

暑いと着物が億劫になる。。。という方もいらっしゃるのですが、

私は意外と夏の着物大好き。

 

冷房をマックスに入れた部屋で着替えて、

日傘をもって外に出ると、肌を露出する洋服よりも、なんだか涼しく思えます。

 

でも、帰って着物を脱ぐと、びっくり。。。

お腹のあたりが真っ赤に、汗負けしてしまっていて。

もし何かよい対処法ご存知なら教えてください!

 

 

先日、消えゆく伝統技法のブログを書かせていただいたのですが、

タイムリーにある問屋さんとこんなお話をしたので、シェアさせてください。

 

綿の絞り、つまり絞りの浴衣は、工程の半分がカンボジアや中国(”くくり”にご注目)になっているということ!

 

IMG_4811.JPG

 

(10万円以上の絞りの浴衣は全行程日本製の可能性がまだあります)

 

IMG_4814.JPG

絞りというのは布を糸で”くくり”、色を染めること。

糸で布を縛ると、その部分に染色されず、また凹凸がえきるので、生地に陰影ができ、平坦な着物に面白みを与える、贅沢な技法です。

 

この”くくり”が海外で行われているのです! しかもれっきとして「有松絞り」という伝統工芸の認定を受けているものが(/ω\)

 

江戸時代には”疋田絞り”という小鹿の背の斑点のように一面に細かな絞りが、倹約令で禁止になったほど!

疋田絞りイメージ

 

その問屋さん曰く「もっとも最初に消える技法は”しぼり”だね」と。

 

まだ絹の絞りは国内(有松や京都)で行われているのですが、

浴衣ですと、お値段的にももう国内では見合わないらしいです。

 

IMG_4813 (1).JPG

加藤萬さんのりんだし帯あげ、こちらは100%日本製!

細かさが違う?かな。あと色も透き通った、墨色がかってない色

 

そして、絹のものでも難しい絞り(どの絞りか指定できずごめんなさい)できないらしいです。

 

正直絞りは絹物のほうが、私はおすすめなのですが、(絞りは保温性が高いのが利点で、浴衣だととっても暑い!)

 

このやるせない気持ち、ブログで書かせてもらったのは、皆様のお考えをお聞かせ願えればと思っております。

母の紫紺染めの絞りの着物。

 

古いものなので、もちろん日本製。

そのころはきっと海外もっていく手間賃のほうがかかったんでしょし、

なによりも伝統が国内で継承されたんでしょうね。さかえ屋の宝物のような着物で、ものすごく高く、売れず、母が自分用に仕立てました。

「たくさん働いてきたんだから、いいでしょ!」と、誰も止めることはできません。

コメント
コメントする








    
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>

さかえ屋呉服店

私のお店です Kimono Shop Sakaeya 東京店 http://kimono-sakaeya.com/Tokyo/

Facebook

https://www.facebook.com/sakaeya2daime/

selected entries

categories

archives

recent comment

recent trackback

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM