着物がラーメン同様、必須の日本観光に

  • 2017.02.02 Thursday
  • 18:27

思いかえすと、約10年前、私は着物の世界に入りました。

 

ノルウェー留学後、実家の呉服店を手伝うと(それまではずーっとサラリーマンでした。詳しくはこちら)、

母に「あんたの給料はないから、自分で仕事を探しなさい」と。

 

実家のお店を継いだのは、留学中に着物でものすごくもてはやされて、(人生初の経験!)

 

 

「こんなすごい伝統文化を絶やしちゃいけない!」外国の方に着物をPRしよう、

 

そうすることで日本人の方に、着物について再認識してもらえるだろうと。

(そのころは今のようなブームの少し前でした)

 

海外の方が気軽に着物が体験できるお店がまだ東京にはほとんどなく、

 

実家の家業がある埼玉の大宮でスタートさせると、

わざわざ東京から電車に乗って海外のお客さんが来てくれるようになりました。

 

本当に初期のレンタルのお客様 実家のお店で

写真をこのころはお客様のカメラで撮影していたので、

写真があまり残ってなく本当に残念。

でも今でもFacebookでお客さんとはつながっていて、

その国に遊びに行くと歓迎してもらって、有難いことです。

 

そのうちに英語版のメディア、日本のメディアに有難いことに多く取材をいただき、

 

海外の方、日本の方(その中には多くの友人も含まれます。この場を借りて改めて御礼申し上げます。)

が弊店のレンタルや販売をたくさんご利用いただきました。

 

そして私もある一定までお給料がもらえるように。(入店時はたった4万円のお給与!)

 

当時はまだ外国の方にとって着物体験が遠い存在のようでした。

欧米の友人は「アジア人は似合うだろうけど、私が着物を着てるなんて想像できない」と言ったのを鮮明に覚えています。

 

なので、あの当時は

「いろいろなお店がもっとレンタルをスタートさせて、

日本に来たら必ずラーメンを食べる!と、同じくらい着物体験が必須になったらいいな」と思っていました。

 

そうすればもっと着物を作る職人さん、メーカーも商売が楽になるだろうなと。

 

でも、今見渡すと海外向けのレンタルショップは中国産のポリエステルの着物と帯。

さらに残念なことにそちらに日本人大挙して行くようになっています。

 

結婚して、のんびりしていたからだ!うっかり闘争心を夫に向けて(かわいそうなマルティン)、

仕事にはどこか緩かった私、、、今からでも遅くない、もう一度小さいながら発信しよう!と。

 

本当に拙き筆で、こんなこと書くのは恥ずかしいけど、

「リスクを取らないのが最初のリスク」そう思って今は書いています。

 

最後に改めて誤解のないようにお伝えします。

 

ご自身で着物を購入し、ご自身の選択で、ポリエステルと半幅帯にされるのはそれは自由意志です。

 

それについては、私は何も反対しません。

 

私のアイドル「白州正子」さんは、よく半幅帯を利用されていました。

でもパーティなど公の場には、やはり織の袋帯をお使いになり、

それを愛用の紬の上に着られていたようです。

 

通常は紬はフォーマルには着ないと言われていますが、

あれだけの審美眼を持つ白州正子さん、自分に似合う着物を知り尽くしていて、

その中でもっともフォーマルになるように紬+織の袋帯をされたのだと思います。

 

そんな自由意志、そしてそれを周りも納得して今うくらい、

着物を着こなせるようになること、それは私の目標でもあります。

 

そしてそれこそが本当の着物の自由と言えるでしょう。

 

 

JUGEMテーマ:アート・デザイン

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