新シリーズをスタートしました。
”二代目の箪笥箱”
いったいいつまで続くでしょうか・・・
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前に書かせていただいたように、
私の着物について少々ご紹介をさせてもらいたいな〜
と思っております。
1回目は、季節が終わってしまいましたが、
「夏、しかも一番暑い日にはこれ!」という一着。
着物も帯びも、いずれも初代からのもの。
着物は、「スイシャ」という織らしいのですが、
創作していた問屋さんがつぶれてしまい、
初代は感性で買うので、ロジックは分からないとのこと。
撚糸が強いので、肌にまったく吸着せず、本当に涼しい!
初代は麻の襦袢をもっているため、麻にこの着物だと炎天下でも平気だといいます。
私は麻の襦袢がないので、ポリエステルをきているので、
汗だくになってしまいますが・・・
どうしても炎天下で、浴衣では許されないシチュエーションはこの1着です。
帯は絽綴れ。
じっくり見ていただかないとわからないのですが、
青の部分には、本当にこまかな模様がはいっています。
さすが、京都の西陣の誇り、爪で織りなす綴れだな〜と。
たぶんすっごく高かったんだろうなあと感じますが、
私はこれを紅梅の浴衣にも合わせています。
真夏に赤の帯は暑苦しい?と思ったのですが、
ぼやっとして色よりも、きりっとしてこういった色の方が、
夏の緑には映える気がします。
帯揚げは、加藤萬の麻の帯揚げ。
帯締めは、これも初代がうん十年前に買った野沢組紐の平のグラデーション。
あ!帯揚げ以外は、全て初代のお古ですね。