皆さん、アメリカの日系人収容所をご存じでしょうか?
第二次世界大戦中、アメリカにいた日系人たちが収容された施設のことです。
山崎豊子さんの小説「
二つの祖国」(大河ドラマでは「
山河燃ゆ」)
を読み、私はアメリカにいた日系人の厳しい立場に心より同情をしました。
お客様でいらした日系人の方にこのお話をしたとこと、
「香保利はツールレイク巡礼に参加したらいいよ」
と、お誘いを受けました。
日系人強制所でもツールレイクは、
特にアメリカではなく日本側についた日系人が収容され、
過酷な生活を送ったところです。
その記憶を風化させないため、
今でもアメリカの日系人社会では2年に1度、
この収容所を巡るツアーを行っています。
(300名以上の方々が集いました。
ツールレイク強制収容所跡地で行われた、献花と祈り)
このコミュニティーの計らいで、このツアーに無料で参加をさせて頂きました。
それでは、お礼にと・・・
「着物と浴衣の違い」と「浴衣の帯の結び方」のお話をさせていただきました。
(日本人とアメリカ人の良さを持つ日系人の方々。
アメリカ流にお話の後に「よかったよ!」と何名もの方に感想を頂きました。)
今回の経験は、アメリカを理解するのにとても役に立ちました。
そしてその理解は、今後の人生についても大きな収穫となったと思います。
今日は一番の実りだったと思えることだけ、お話をさせてください。
弊店には、日本語が話せない日系人のお客様がたまにいらっしゃいます。
日本で、弊店であうと、
私は「日系人とはいっても、日本人と全く違うのね」と、
少しがっかりすることがありました。
しかし、今回約1週間日系人の方々と過ごしたところ、
「こんなに日本人のよい文化・思想を保っているなんて!」
と、感動させられました。
日本にいれば、違いばかり気がつき、
他国にいれば、自分と同じ所に目が向く
この考えは、どんなことで当てはめられそうな気がします。
(参加者の最高齢 95歳! エリス(竹子)・オガタさんと。
お父様が1世、お母様が2世。つまり2.5世!?WW2中は勉強のため日本にいらっしゃっていました)
ご参考:
博物館
http://www.janm.org/jpn/main_jp.html
映画(おすすめ!!)
http://www.uplink.co.jp/thecatsofmirikitani/
(三力谷さんは快適な生活のためには自分を偽らなかった。本当の芸術家だと思いました。だから着物を賞賛のためプレゼントしました!!)
2代目が参加したツアー
http://www.tulelake.org/