早稲田「着物文化研究」報告
- 2010.01.31 Sunday
- 12:08
先にお知らせさせていただいたとおり、
先日早稲田大学学生有志で、
着物文化の研究発表を行いました。
海外の方4名を含む総計8名の方々にご参加を頂き、
英語と日本語での発表と、インターナショナル会となりました。
紅型という沖縄の染めの技術について、
発表をなされた喜屋武さんから掲載の許可を得たので、
どうぞこちらで内容をご覧下さい。
http://www.kimono-sakaeya.com/download/kimono-okinawa.pdf
(表示に少々お時間が必要です)
ありがたいことに紅型宗家の知念さんへ直接インタビューをさせていただいての発表でしたが、
彼はそれに以上に調べ、発表されました。
戦後の紅型を語るには、もう一つの紅型宗家、城間さんを語らなくてはならないなと思っていたら、
ちゃんとそこまで調べられていたので、私も嬉しくなりました。
城間さんについてはこちらの本が素晴らしいです>澤地久枝「琉球布紀行」
作り方、歴史、特徴、問題点など網羅したうえで、
沖縄人とてしての視点を含む発表で、良くできた発表と私は感心しています。
彼が最後に提言した
紅型の「産業」と「文化」としてのバランス。
私も常に思っていることでありますが、
昔は動力が人だけだったので、産業だけが行き過ぎたものにならなかったのだと思います。
実は色々な意味で紅型は、
戦前のものとは全く切り離された物となったのですが、
(知念、城間家ともに、戦前の宗家との正式な家系継承の証がまだ見つかっていません。またもう一つの沢岻家(たくし)は、消滅したと思われます)
機械が発展した今でも、城間さん、知念さんのように、
古の人々の同じく自分の手で仕事をなされている方々には、
最大の敬意を表したいです。

今回の研究発表チーム
左から
藥師実芳(通訳)
大島佳織 (型紙彫り)
峰松加奈 (型染め)
喜屋武悠生 (紅型)
二代目
以上早稲田大学、大隈塾塾生
special thanks to 音澤Martin
試験期間中の忙しい中、
伝統文化の代弁者となることを厭わなかった
学生さんたちに大きな拍手!
先日早稲田大学学生有志で、
着物文化の研究発表を行いました。
海外の方4名を含む総計8名の方々にご参加を頂き、
英語と日本語での発表と、インターナショナル会となりました。
紅型という沖縄の染めの技術について、
発表をなされた喜屋武さんから掲載の許可を得たので、
どうぞこちらで内容をご覧下さい。
http://www.kimono-sakaeya.com/download/kimono-okinawa.pdf
(表示に少々お時間が必要です)
ありがたいことに紅型宗家の知念さんへ直接インタビューをさせていただいての発表でしたが、
彼はそれに以上に調べ、発表されました。
戦後の紅型を語るには、もう一つの紅型宗家、城間さんを語らなくてはならないなと思っていたら、
ちゃんとそこまで調べられていたので、私も嬉しくなりました。
城間さんについてはこちらの本が素晴らしいです>澤地久枝「琉球布紀行」
作り方、歴史、特徴、問題点など網羅したうえで、
沖縄人とてしての視点を含む発表で、良くできた発表と私は感心しています。
彼が最後に提言した
紅型の「産業」と「文化」としてのバランス。
私も常に思っていることでありますが、
昔は動力が人だけだったので、産業だけが行き過ぎたものにならなかったのだと思います。
実は色々な意味で紅型は、
戦前のものとは全く切り離された物となったのですが、
(知念、城間家ともに、戦前の宗家との正式な家系継承の証がまだ見つかっていません。またもう一つの沢岻家(たくし)は、消滅したと思われます)
機械が発展した今でも、城間さん、知念さんのように、
古の人々の同じく自分の手で仕事をなされている方々には、
最大の敬意を表したいです。

今回の研究発表チーム
左から
藥師実芳(通訳)
大島佳織 (型紙彫り)
峰松加奈 (型染め)
喜屋武悠生 (紅型)
二代目
以上早稲田大学、大隈塾塾生
special thanks to 音澤Martin
試験期間中の忙しい中、
伝統文化の代弁者となることを厭わなかった
学生さんたちに大きな拍手!