海外で新婦が着物を着る対策&ドイツの結婚式のすごさ1

  • 2017.10.16 Monday
  • 14:35

JUGEMテーマ:日記・一般

 

今日は東京は冷たい雨ですね。

体調管理が難しい季節ですが、いかがお過ごしですか。

 

先日は結婚のご報告と写真を見て下さり、大変ありがとうございました。

 

この機会に、私がどうやって海外で新婦として着物着たのか、

 

またお仕事としても、海外で着物で挙式するかたを今まで応援してきたので

 

その方法をシェアできればと思います。

 

 

ドイツの結婚式には、時間制限がありません。

 

新婦がここで終わり!というまで、皆でワルツを踊ります。

 

お隣のマルティンの親友の奥様ニーナの結婚式でも、私の結婚式でも深夜0時まで踊ってました!(この写真は私たちの結婚式で)

 

そのため、色々な余興が用意されています。

 

日本のように結婚式がビジネスになっていないヨーロッパでは、

親族友達が手伝ってその日を迎えます。

 

結婚式前日にはもちろん私もテーブルセッティングにしまし、当日はお友達がしきってくれます。

 

ニーナがを進行を考えてくれて、(写真でその様子が分かります

 

結婚式を近くの古い教会で、行った後(でもキリスト教ではないので市民婚で)

 

お姑さんが見つけてくれた、ワイーナリーの中にあるレンタルハウスへ移動。

 

結婚式もワイーナリーなので、実はみんなけっこうドイツのシャンパン(めちゃくちゃ美味!)を飲んでいるのですが、

 

みんな車を運転してで列をなして移動!しかもナンバープレートは私たちのお祝いの言葉で隠して!

 

警察に捕まらないと?ときいたら、一生に一度の結婚式でみんなにお祝いしてもらうのだから、それは許してくれるんだよって!(もちろん事故はだめですが)

 

法も個人の人生最大の喜びのためには折れるんですね。すごい!

 

披露宴会場では、ケータリングの方が作った料理、日本からの友人がつくってくれた料理が並びます(本当にありがとう!)

 

この時点で午後2時くらい?だったかな?そう後10時間は、スピーチやゲーム、

 

ドレスから着物に着替えて、マルティンは空手、私は茶道をお見せしたりと新郎新婦でも率先して一芸披露!

 

私は振袖につけ帯をつけてさっさと着替えました。

 

母が着付けもできますが、あまり皆さんをまたしてはと思ったので。

 

なので、海外の方で振袖をきたい!でも着付けができる人がいない!と相談されると、

 

まずはこのつけ帯作戦を提案します。つけ帯って、お太鼓だけではなく、なんでもできるんですよ。しかも切らないで!

 

 

長くなったので、今日はこのくらいで。。。

 

ドイツの結婚式、こんなに他人様に助けてもらい、よくしてもらったら、私も社会に貢献したくなる!って思いました。

 

結婚 7周年!

  • 2017.10.11 Wednesday
  • 14:32

おかげさまで、昨月9月9日で、結婚7周年を迎えることができました。

 

このブログは長くお休みしており、結婚や新居の大阪での生活はご報告していませんでした。

 

以前のブログを読んでいてくださった方にも、またなかなかお会いでいてご報告できてない方も多く、

この場を借りてご報告したいなあと、願っていたのですが、

今年の9月は人生で一番驚くお客様がいらっしゃり、その対応におわれて、ついに10月。

 

でもこのままほっておくことのも、何かと思い、こうやってお恥ずかしくもご報告させてもらいます。

 

わがままな私とよくも7年一緒にいてくれる稀有な男性、マルティンです。

 

 

 

どうしてマルティンと結婚したのかと言われると。

 

これはもう、タイミングというか、彼の一途な思いを受けなければ、日本人女性として恥!と思うような。

 

(私と付き合うために、ドイツのいいポジションを捨て、日本の大学に進学してくれたんです)

 

「愛」って本当に日本人には難しい定義な気がして、それを彼に教えてもらいたいなって思ったというのが一番の理由かな。

 

7年も私のわがまま三昧を許してくれる彼のこの心こそ、愛ということなのかなと、最近になって思えてきました。

 

マルティンは東ドイツ出身で、5歳のころ、ハンガリー経由で、西に脱出してきました。(その5日後にベルリンの壁崩壊)

 

8歳年下のため、マルティンを育てたという彼の祖母と私の母が同い年。

 

 

そのためか何か感覚が似ているかなと。(食べ物を大切にするとか)

 

あと、マルティンは徴兵の責務を彼の年齢では珍しく果たしており、

 

予科練を出た父を思い出させるような、規律の正しさ、女性へのやさしさが、ほっとさせてくれました。

 

もう一つ言えば、15歳年下の弟がいるため、17と13歳離れた兄を持つ私の調教をよくできるので。

 

(お義父、お義母が私の一番上の兄よりも1歳若いですよ!!)

 

 

好きな場所は 奈良県、和歌山県

 

好きな食べ物は 日本食全般 納豆は週に2回

 

食べれないものは ホルモンや塩辛とか内臓系ととろろ芋(すってなければ大丈夫)

 

好きな映画は 「男はつらいよ」

 

 

日本企業で研究者として働かせてもらっており、お仕事が大好きだと断言するのが、立派だと思っています。

 

 

 

どうぞ皆様、夫婦ともどもよろしくお願いします。

 

今後ともお見知りおきください。

 

2010年9月9日、 市民婚をさせてもらったドイツでのお写真こちらでよければ見てください!

 

そしてこの結婚式にいらしてくださり、お手伝いを下さったか皆さま、本当にありがとうございました。

 

おかげさまで日々楽しくなんとかやっております!

 

 

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軍人の家系が作った弊店、さかえ屋呉服店

  • 2017.08.19 Saturday
  • 15:01

今年は不思議な8月ですね。

 

雨が多く、曇りがちで、お盆という感じがしませんでしたが、

皆さまどのようにお過ごしでしょうか?

 

お盆時期になると、終戦記念日、高校野球、残暑に台風と、

何か心に感じるものが多いです。

 

母の家を訪ね、お仏壇でチーンと一応としたところ、(お墓参りししろよ!ですよね)

今年は父方の祖父の写真に目が留まりました。 

 

父方の方は代々軍人の家系で、

父も予科練を出ていますし、一番上の兄は南方で戦死をしています。

 

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もしもう少し戦争が続いていて、父が出征していたら。

生まれてたのかしら?もしくは外国人と結婚するなんてありえないと思う、教育を受けたかも。

 

母の外国人と付き合いを知った当初、(その方はドイツ人ではなかったのですが)

「戦争起きたらどうするの?」と真顔で反対しました。

 

それが不思議なことに、今は外国の家族と、お客様を迎える日々。

 

10年前に母と作った、この着物を通しての平和を願うメッセージ。

 

http://2daime.kimono-sakaeya.com/?eid=690028

 

今もその心を胸に、お店を続けています。

 

戦火、戦後で青春のなかった初代(母)、

もちろんこの世代の方は本当に皆さんご苦労してらっしゃるし、

戦火で命を落とされた方を思うと、いたたまれません。

 

私ができることは、

外国の方に、着物文化で少しでも日本を知り、関心、愛着を持ってもらいたい。

そしてその日本への愛着から、対立を避けられたらいいなと。

 

いつも浴衣や着物を販売するときにお伝えするのは

 

「日本の文化は全て練習が必要なんです。だから特徴があります。

 

着付けの練習をして、達成した気持ちを感じることがまた日本の文化なのです」

 

不思議ですが皆さん「そうだね!」といたく納得して帰られるんですよ!

 

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06年初めての着物レンタルのお客さんと交友継続の幸せ

  • 2017.08.03 Thursday
  • 11:18

JUGEMテーマ:日記・一般

 

涼しい日が続いて、助けられておりますが、

皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

先日FACEBOOKで、海外の友人にレンタルの写真のご提出をお願いしたら、

2006年に来ました!とJessicaからお写真をもらいました。

 

 

覚えていります。彼女! 

FACEBOOKの使い方も教えてくれました。

すでにこのころアカウントをもっていたものも、なんじゃこりゃ?状態だったので。

 

そして今日は彼女や他の方を書いたブログも発見

http://2daime.kimono-sakaeya.com/?eid=411655

 

一番最初のレンタルのお客さんだったことは忘れていて、

改めてご縁に感謝、そしてその交友の長さに感謝!

 

ご連絡のお礼に羽織を送るので、住所をきいたら、

CIAにはならず日本に住んでいらっしゃることが分かりました。

(いやもしかするとCIAで、住んでいる?!)

 

いつか再会できれば嬉しいな。

 

このころはデジタルカメラ、SDカードも高くて、

あまり写真もないし、画像も荒くて申し訳ない。

 

 

もし、あの時、今はやっている着物レンタルショップのように、

効率化と収益率をめざし、着付けをおわったら、勝手にご自身で写真撮って歩いてくださいと、

マクドナルド形式にしていたら。

きっとこんな長く交友してはいないと思う。

 

投資のことも最近よく聞かれるけど、

日経さんにもお話しした通り

「好きな会社や研究に投資して、そこから学べたら、いいじゃないですか!

それでお金までついていたら、丸儲け!」って思っています。

 

お金だけのベクトルで生きていたら、

ビルゲイツぐらいしか本当に幸せではない。いつも誰かの二番手だから。

 

でも、何かを学び、人から教えてもらうということを幸せと思えたら、

きっといつも世界で一番の幸せ者。(多少の浮き沈みはありますが)

 

もちろん生きていくためのお金は必要だから、

働くという行為は真面目に遂行して。

 

無料で着物レンタルはできないけど、

お友達になれるくらい正直、誠心誠意でお仕事しております。

 

どうか日本の皆さんも着物レンタル、ぜひご利用くださいませ!

 

日本語サイト http://kimono-sakaeya.com/rental/

 

 

他の選択肢はない

  • 2017.07.24 Monday
  • 05:39

JUGEMテーマ:ファッション

 

暑中御見舞い申し上げます。

 

おそくなってすみません。

 

どうか皆様、酷暑のおり、ご自愛ください。

 

 

 

さて、そんな酷暑に、インターンSparrowをスパイに他のキモノレンタルショップに行ってもらいました。

 

英語なのですが、そのお話がおもしろいので・・・

こちらでご覧になれます

 

http://kimono-sakaeya.com/Tokyo/?p=4221

 

つまりは、夏物の着物のレンタルをしているところがない!

 

この熱い中、ひとえのキモノだったらしい。

 

半幅の帯とはいえ、暑かったろうに。

そして1000円プラスしても、ヘアの要望を聞いてもらえないとは。。。

 

 

なので、夏の着物を着たいというと、うちの店になって、みなさんいらっしゃるのでしょう。か。

最近またキモノプランが人気です

 

髪型も、ちゃんとヘアメイクのプロをお願いしておりますので、

お好きに仕上げてもらえます!

 

 

着物は自分のインテリジェンスの表面化だなと、

 

そんな風に思うときがあります。

 

季節、場面、会う方、着方、またお手入れされているかどうか、

それが適切かどうか、分かってしまうので。

 

なので、私はひとえを夏に貸すという、選択肢はなし。

 

夏の着物に夏の帯、もちろんお太鼓で。

それ以外ほかの選択肢が私にはないのです。

 

(ご要望によって帯は変えますが)

 

 

母は芭蕉布、私は始めて自分で選ばせてもらったシャーベット色の夏の絽の着物に、絽つづれ。

 

でもみんなたらふく食べた後で着崩れが激しく、よくないですね。。。

 

浴衣左右あわせの間違った人

  • 2017.07.13 Thursday
  • 15:24

JUGEMテーマ:日記・一般

 

こんにちは。

今日は風があっていくらか過ごしやすいですね。

お元気でお過ごしでしょうか?

 

今日は浴衣の前あわせのお話し。

お店に手伝いに来てくれているスタッフさんたちに、

カメラの練習用に、自分も浴衣着てくださいとお願いしたら!

 

人気ヘアメイクのAちゃん・・・

なんと(/ω\)あわせを間違っていた…

 

 

私が母のお店を手伝い始めた10年前、

このようにまだまだ浴衣のあわせ方が間違った方が多かった。。。

 

花火大会の日、10人に一人くらいが右前だったような気がします。

 

今ではずいぶん間違われる方が減って、着物や浴衣が社会に浸透した証だなと考えます。

 

夏祭りで浴衣の人が多い日でも、一人くらいしか袷が違った人がいません。

 

そんな人を見ると私は「あー失敗している!」という思いよりも

「自分で着たんだな。頑張ってるな」と思えます。

 

それにお金を払って教科書のように着つけてもらっているよりも、

すこしスキのあるセルフ着付けの方が、

なんとなく初々しさと艶めかしさが混在していて、セクシーです!

 

浴衣、本当に簡単です。着物のセルフ着付けも、浴衣が基礎です。

ぜひ浴衣、自分でチャレンジしてほしいです!

 

さかえ屋の簡単浴衣着付けレッスン1時間半 (プライベート) 3500円

 

*自分のサイズにあった浴衣と、必要用具(お知らせします)お持ちください。2名様以上は、追加1名様につき1000円

 

前にもお話しましたが、私が浴衣を着れるようになったのは、

小学生のころ。演劇部の合宿で、先輩が日本舞踊を教えてくれることに。

 

母が、シミーズ一枚で、着つけてもらうのを小学生とはいえ女の子が待っているのは恥ずかしい!と。

 

浴衣だけ、オハショリができるようにと教えてくれたら、意外と簡単!

なので、帯も教えてもらいました。

 

この技術が、後にホームステイで大変役立ち、そして着物を自分で着れるようになりたいと思ったときも、

ほぼ1日でできるようになったのは、この浴衣の着付けのおかげです。

 

 

もう一人のスタッフ、Sparrowは最近スパイに浅草の着物レンタルショップに行ってくれました。

 

着物プランをお願いしたのに、やはり半幅帯に、着物もなんと単衣。夏物がないのかな?

 

着付けは私よりも上手ですね。私も勉強しないと!

 

弊店の最近の着物プランのお客様

ちゃんと夏物の絽の着物に帯、子供用もそろえています。

 

 

ご存知かもしれませんが、最近日本語のホームページもあるので、

ぜひ日本の方もご利用くださいませ。

 

http://kimono-sakaeya.com/rental/

 

 

浴衣もいいですが、夏の着物は本当に見る人を魅了する美しさがあります!

 

そしてセルフ着付けの浴衣の方、

母の格言を一言

「右手が入るように、あわせをするのよ」

消えゆく絞り技法  "くくり”工程は中国やカンボジアへ

  • 2017.07.10 Monday
  • 17:54

JUGEMテーマ:ファッション

 

梅雨明け前というのに、毎日暑いですね。

お変わりないでしょうか?

 

暑いと着物が億劫になる。。。という方もいらっしゃるのですが、

私は意外と夏の着物大好き。

 

冷房をマックスに入れた部屋で着替えて、

日傘をもって外に出ると、肌を露出する洋服よりも、なんだか涼しく思えます。

 

でも、帰って着物を脱ぐと、びっくり。。。

お腹のあたりが真っ赤に、汗負けしてしまっていて。

もし何かよい対処法ご存知なら教えてください!

 

 

先日、消えゆく伝統技法のブログを書かせていただいたのですが、

タイムリーにある問屋さんとこんなお話をしたので、シェアさせてください。

 

綿の絞り、つまり絞りの浴衣は、工程の半分がカンボジアや中国(”くくり”にご注目)になっているということ!

 

IMG_4811.JPG

 

(10万円以上の絞りの浴衣は全行程日本製の可能性がまだあります)

 

IMG_4814.JPG

絞りというのは布を糸で”くくり”、色を染めること。

糸で布を縛ると、その部分に染色されず、また凹凸がえきるので、生地に陰影ができ、平坦な着物に面白みを与える、贅沢な技法です。

 

この”くくり”が海外で行われているのです! しかもれっきとして「有松絞り」という伝統工芸の認定を受けているものが(/ω\)

 

江戸時代には”疋田絞り”という小鹿の背の斑点のように一面に細かな絞りが、倹約令で禁止になったほど!

疋田絞りイメージ

 

その問屋さん曰く「もっとも最初に消える技法は”しぼり”だね」と。

 

まだ絹の絞りは国内(有松や京都)で行われているのですが、

浴衣ですと、お値段的にももう国内では見合わないらしいです。

 

IMG_4813 (1).JPG

加藤萬さんのりんだし帯あげ、こちらは100%日本製!

細かさが違う?かな。あと色も透き通った、墨色がかってない色

 

そして、絹のものでも難しい絞り(どの絞りか指定できずごめんなさい)できないらしいです。

 

正直絞りは絹物のほうが、私はおすすめなのですが、(絞りは保温性が高いのが利点で、浴衣だととっても暑い!)

 

このやるせない気持ち、ブログで書かせてもらったのは、皆様のお考えをお聞かせ願えればと思っております。

母の紫紺染めの絞りの着物。

 

古いものなので、もちろん日本製。

そのころはきっと海外もっていく手間賃のほうがかかったんでしょし、

なによりも伝統が国内で継承されたんでしょうね。さかえ屋の宝物のような着物で、ものすごく高く、売れず、母が自分用に仕立てました。

「たくさん働いてきたんだから、いいでしょ!」と、誰も止めることはできません。

着物レンタル店を始めませんか?

  • 2017.07.01 Saturday
  • 17:39

JUGEMテーマ:ファッション

 

私のようにSOHOのような小さな着物レンタル店始めませんか?

 

詳しくはこちらで:http://kimono-sakaeya.com/rental/information/115

 

今日のお客様はめずらしくメキシコから!

 

ディズニーランドより、着物がいいといってお嬢さんの希望で来てくれました。

すーっごくお話が弾んで楽しかったです。

 

(後ろにキッチンがみえますね(/ω\))

 

伝統を未来へ継承 VS 人権(歌舞伎 成田屋宗家へ想いを寄せて) 

  • 2017.06.29 Thursday
  • 13:44

JUGEMテーマ:日記・一般

 

小林麻央さんのご訃報に接し、心から哀悼の意を表します。

 

お会いしたこともない私ですが、

成田山新勝寺でのお着物姿に惚れ惚れしました。(うなぎ屋さんで写真を見ました)

 

 

そしてブログを拝見し、中身と外見が一致したまさに「大和撫子」とお見受けし、ファンになりました。

芯の強さ、やさしさは両立するんですね。

 

歌舞伎をたまに観劇していますが、今後は必ずご子息を応援していきます。

それが私ができる、唯一のあなたへの恩返しだと思うので。

 

市川海老蔵さんのブログ、小林麻央さんのブログを読むと、

いかにご長男が早くから跡取りとしてしつけをされているのかわかります。

 

4歳になったら日本舞踊を始めると約束して、お稽古に通い。

 

そして来月にはその4歳の子が、お父さんと一緒とはいえ、あの歌舞伎座の大舞台で、宙乗りを披露してくれます。

 

初日まであと4日、お母さんを亡くしたばかりで臨むお稽古

 

西欧では理解されないと思います。

 

それは母親が亡くなってすぐの舞台もそうだけど、

 

自分の意思も確立する前から、将来を決めらていること。

 

西欧の方だったら「もっと大人になって、意思を確認してから稽古をしたらいいじゃない?」と。

 

 

海老蔵さんのブログで「カンカンは歌舞伎をするために生まれてきたんでしょ?」というのを拝見し、

 

私までも心が痛みました。日本人としては、なくなってほしくない伝統。

 

でもそのためにこの小さな子には選択肢が与えらえれない人生。

 

心から彼が、歌舞伎が大好きで、歌舞伎役者になれてよかったと将来思ってほしいと願うばかり。

 

 

人は年を重ねると、意思が確立してロジックになっていく。そうなると、五感で理解が難しいい、

体が覚えてくれないというか、それでは歌舞伎の継承は間に合わないーーーように気がします。

 

それは歌舞伎役者の家に生まれて、幼少からお稽古をつけていた役者さんと、

そうではない役者さんの佇まいには何か違うものを私は見えるからです。(玉三郎さんは違うか~)

 

伝統文化は「肌」で継承が必なのかもしれません。

それには小さいころからなるべく両親の手伝いをさせて、見て、触って、学んで・・・

 

30手前まで、まったく家業の呉服店を継ぐつもりのなかった私ですが、

知らない間に、家業を肌で学んでいたという事実を否定できません。

 

一目で絹かどうか見分けられたり

(ドイツでウェディングドレス店に夫が連れて行ってくれ、一瞬で店内には一着もシルクがないと分かり、子供っぽいですが私は泣き崩れました。お店の人には驚いてどうしてわかったの?絹は仕舞ってあるのといわれました)

 

帯あわせなども、なんとなくロジックなしで理解できたり。

 

私なんかはまだまだ小さなことですが、

もっとすごいのは、着物の職人さんたちです。

 

細かな作業は、子供のころに親と遊びのように身に着けていくものなのでしょうか。

 

絞りの技法の一部や、木の繊維を糸にする技法など、

感覚が大人になってからでは身に着けられないということで、

今の80歳を超えた職人さんたちがいなくなれば、途絶えると言われています。

 

義務教育後では間に合わない、伝統文化の継承。

 

それを子供に負わせるには、歌舞伎のように収入が安定していたらできることかもしれません。

(猿之助さんはいずれみんな歌舞伎を観なくなると、懐疑的のようですが)
着物の職人さんは子供に後を継がせないという方が多いですし、子供もなので手伝いを言いません。
人権尊重の観点から、やはり一部の技法は消えゆくのみなんでしょうか。
インド、インドネシアなど人権尊重の考えがが遅れている国と言っては失礼ですが、
それらでは手工業がまだ盛んなのをみると、ふと難しさにジレンマを覚えます。

着物職人はブラックバイト?(後編)

  • 2017.06.20 Tuesday
  • 12:32

JUGEMテーマ:ファッション

 

梅雨の季節、いかがお過ごし?どんなお着物でお過ごしでしょうか?

 

先日日本橋三越で、美しい着物姿のご年配の女性がいて、思わず「素敵なお着物ですね」と話しかけてしまいました。

 

生紬に、本藍染め、そこに手書きが少しされた着物。帯は絽名古屋に、手書きの紫陽花。

 

袖の中にもちゃんと色が覗き(裏が地染め)、梅雨のうっとうしさが、彼女の着物姿で消えていくような思いでした。

 

この着物を創られた職人さん、単衣を知り尽くしているだろうな。

 

前編で、お話をさせてもらった、西陣の小さな工房の帯やさんの帯、お待たせしました(待ってない?)お写真を撮りましたので、見てください。(すみません 今年は洗いに出します。ふちが汚れれますね)

 

 

 

ご兄弟で、ご先祖からつづく工房を守ってらして、夏物しかおつくりにならない。

 

そう夏の織りの帯を知り尽くしていました。色合いが出し方によって違うので、どんな着物にもあう。

 

職人さんも出入りされていて、出来高制でお給料を出されているように思いました。

ご年配の男性で、この工房で材料と場所を借りて、できたら、それをこのご兄弟が買い取るという。

 

工房を閉められたと聞いたとき、あの職人さんやご兄弟はどうされるだろう?と胸が痛み、

この帯を大切に締め続けることが御礼かなと考える日々です。

 

 

そうこのように・・・着物職人になっても、なかなかそれで食べていけないのが現状なのです。

 

研修時代は無給としても、果たしてそれでいいのか?

 

良くないけど、それが今の現実。

 

 

新品の着物を作って売るという”産業”としては難しくなっていくと、思っています。

 

最盛期(昭和57年)の17240億、平成25年の3010億呉服売り上げ総額を比べるとそれが痛感します。

(出典:http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/seizou/wasou_shinkou/pdf/004_04_01.pdf)

*昭和57年ころは海外での生産がほぼありませんが、平成25年のものには着物の外国産が含まれると思います。

 

それならいっそ文化財として、文化省に管轄を移し、 

 

研修後は、展覧会の入選などで賞金を出していくのが、良いものを残す方策なのでは?と。

 

着物は、現在経済産業省が主に管轄しているのですが、

 

文化省が出す「無形文化財」(いわゆる人間国宝)の物のほうが100倍以上も高値が付きます。

 

というのも、他の認定ものはいくらでも逃げ道があり、

 

あの大島紬でも、ほとんどが泥染めなどはしてないものばかり。

 

産業として成り立たせようとすると、一反を安く、大量生産になります。

 

そうなると手抜きというか、機械化というか、そういったことで品質が落ちるのです。

 

また安くする一番の手法が、海外に産地を移す。

 

ポリエステルや、浴衣のほとんどは今は中国産。

 

それで着物とよんでいいのでしょうか。。。。

 

少なくとも、文化庁であれば「いくら売れたか」という呪縛からのがれ、

品質、国産、伝統も守れていくのではと、素人心に思うのです。

 

そうなると、すべての着物が高くて買えない?

 

そんなことはありません、今は中古の着物がたくさんあります。

なので、いいものだけはちゃんとお金を出して買って、

残りは中古品で、もしくはお母さんのおさがりでって。

 

そして安いと思って買う方もいると思うので・・・

そのポリエステルやプリントの綿の着物、原産地はどこになっていますか?

生地も、仕立ても、両方日本でしょうか?

 

絹の日本製の着物でも、弊店では10万以内で手縫いでお仕立てできます。

いろいろそれは呉服屋さんそれぞれの営業努力からできることがあるのです。

 

他人様のお店のことをとやかくいうことはしたくないのですが、

同じ振袖をなん十店舗もある支店に並べる。

 

同じ着物の大量生産・・・

疑うことはたくさんあります。

 

こういった大量生産、売り上げ死守的なものを着物業界は許してしまったことに、

現在の惨状があるのでしょうが・・・

 

そのとばっちりを伝統を守る職人さんに行くことを避けられたら、

それが私の着物屋さんとしてののモチベーションです。

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さかえ屋呉服店

私のお店です Kimono Shop Sakaeya 東京店 http://kimono-sakaeya.com/Tokyo/

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